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BEAUTY

弱いなんて嘘! マイク・タイソンも実践する「ヴィーガン」で美しく・力強くなれるワケ。

肉類、そして乳製品も一切摂らないヴィーガン(完全菜食主義者)。栄養不足で疲れやすそう、というイメージをもってはいない? でも、実際は正反対。世界トップクラスのテニスプレーヤーから格闘家に至るまで、ヴィーガンのトップアスリートは多数いるのだ。なぜお肉を抜いても強くなれる? その秘密から、強いヴィーガンになるための簡単ステップまでをご紹介。

PHOTO: AFLO,  AP/ AFLO, TOPFOTO / AFLO, PHOTOFEST / AFLO, INSTAGRAM (STEPH DAVIS, JULIET DOHERTY, LIL BUCK)PHOTO: AFLO, AP/ AFLO, TOPFOTO / AFLO, PHOTOFEST / AFLO, INSTAGRAM (STEPH DAVIS, JULIET DOHERTY, LIL BUCK)

■ヴィーガンのバレリーナが語る、良いところって?
3歳からバレエを行っている18歳のジュリエット・ドハーティ。「トレーニングでは、とにかくプロテインを摂れと言われてきた。でも、それじゃ気力が続かなかったの」と語る。そこで彼女が行ったのが、肉類と乳製品のカット。すると次第に身体の調子が良くなっていくのを感じた。完全に動物性食品を断ち切った時にはもう、その素晴らしさに虜になっていたという。
「ヴィーガンの食事は、栄養たっぷりでカロリー少なめ。3食をそれぞれたっぷり食べるのではなく、1日を通して何度も食事できるのが魅力なの。長期間の公演でも、エネルギーをキープできるのよ」。その後、彼女は米国唯一のバレエコンクール、ユース・アメリカ・グランプリで1位に輝いた。
2012年の世論調査では、米国人の2%がヴィーガンであると報告されている。しかしインスタグラムでは「#veganathlete(ヴィーガンのアスリート)」、「#poweredbyplants(菜食はパワー食)」といったハッシュタグつきの写真が50万件以上もある。少しずつだが、ヴィーガンはメジャーなものへと変わりつつある。

■そもそもヴィーガンはいつ始まった?
最初のヴィーガンと言われているのが、1800年代の英国で医師をしていたウィリアム・ラム氏。彼は著書『Water and Vegetable Diet in Consumption, Scrofula, Cancer, Asthma, and Other Chronic Diseases』で、「土から育った食材だけが、人間の臓器に適する」と綴っている。最初のヴィーガンアスリートは、オーストラリア出身のマレー・ローズ。海藻などの自然食品で、50〜60年代のオリンピックで金メダルを6個も獲得した水泳選手だ。続いて60〜80年代に活躍したテニス選手のビリー・ジーン・キングはグランドスラムのタイトルを39回獲得。これらのことから考えると、金メダルと肉に深い関係はないのかもしれない。

■健康以外にはどんなメリットがある?
多くのヴィーガンは、睡眠の質が改善すると語る。さらにアメリカ国立衛生研究所によれば、菜食者はお肉を食べる人より痩せやすいという。ビタミンEやビタミンAをたっぷり含むナッツ類やスイートポテトのお陰で美肌効果もあり、野菜全般は心臓病やガンの一種のリスクを下げるともいわれている。
しかし大多数の人が肉食のなかで、ヴィーガンの食生活を守るのはなかなか難しい。それに実行したいと思っても、必ず自分に合うわけではない。「私は誰かにヴィーガンになった方がいいなんて押し付けない。ただ、ヴィーガンのリサーチをした時に自分に合うと感じたから実行しているだけ」。ジュリエットはそう強調する。

 ■ヴィーガンになったら、どんな栄養成分に気をつけるべき?
「ヴィーガンは、食事プランをきちんと考えれば健康のリスクはありません。大切なのは新鮮な野菜、フルーツ、豆類、穀物でちゃんとカロリーを摂取すること」。そう語るアンジー・イーキン医師は、ティーン女子は特にプロテイン、カルシウム、鉄分、ビタミンB12をよく摂るように、と訴える。同じくアナスタシア・ネビン医師も「10代は骨の成長期。形成のためにも、バランス良く、目安量もきちんと摂って」と付け加える。
ヴィクトリアズ・シークレットのモデルの栄養士として有名な、カイロプラクティックのチャールズ・パスラー医師。彼は「筋肉量とエネルギーを増やし、保つためには、十分なプロテイン、B12、カルニチン、クレアチンが必要」と語る。
プロテインといえば鶏肉が有名だが、豆腐や大豆、キヌア、穀物、種や豆類にも多く含まれている。「ただしどの食材に、どの成分がどのくらい含まれているかを知っておくのが大事。アスリートはプロテインが不足すると、筋肉減弱症に陥ってしまう危険性もあるから」とパスラー医師。運動選手がよくプロテインのサプリやパウダーを摂取するのは、こういう訳だったのだ。
50キロの長距離マラソンで二度優勝した元トライアスロン選手、ブレンダン・ブレーザーもヴィーガン。彼はもっと強くなりたい、と10年以上もかけてパウダーサプリメントを開発した。その理由を「ヴィーガンのアスリートはどうしても栄養が不足ししてしまう。だから、その分を埋める方法をずっと探していたんだ。よく混ざり合い、回復力が早まるものを作りたかった。そうすればもっとトレーニングできるからね」と言う。彼が共同設立した会社Vegaは、パウダーの種類を増やすなど成長を続けている。
ヴィーガンは時間と労力を必要とし、細部までの気配りも求められる。これくらいの豆腐なら大丈夫、といった目分量の栄養分では物足りないことが多いのだ。そのため「ヴィーガン生活を送るなら、まず自分の体にはどの栄養分がどれだけ必要かを知ること。その上で食材について勉強し、適量も学んで」とパスラー医師はアドバイスする。

PHOTO: ECO MUSCLE SIGN @ SHUTTERSTOCKPHOTO: ECO MUSCLE SIGN @ SHUTTERSTOCK

■どう始めたらいい? ヴィーガンになるための5ステップ
興味があっても、どう始めたらいいか分からないという女子も多いはず。そこで簡単にできるステップをレクチャー!

(1)とにかく調べる
ドキュメンタリー映画、本、雑誌などヴィーガンスタイルを紹介するメディアはたくさんある。それらを利用して、とにかく勉強しよう!

(2)徐々に体を慣らして
ヴィーガンはたった1日でなれるわけじゃない。週に一度肉や乳製品を取らないようにする、といったように少しずつ、食事を変化させて。

(3)ヴィーガン仲間を増やそう
もし学校や職場など、まわりにヴィーガンの人がいれば、早速友達になろう。いない場合は、ウェブサイトや掲示板で、仲間を募ったり、情報を得て。

(4)時には宅配を活用してみて
時にはヴィーガンの食事やおやつを届けてくれるデリバリーサービスを活用するのもアリ。外で食事したい時は、ヴィーガンレストランをネットでチェック!

(5)自分でヴィーガン料理を作る
ヴィーガンレシピを載せたブログやサイトはたくさん。自分でも真似できそうなレシピを探してみよう。

きちんと栄養バランスを考えれば、ヴィーガンだって強く、エネルギーたっぷりでいられる。しかもダイエットや健康効果だってついてくる。自分に合ってる、もしくは出来そうと感じたら、一度トライしてみてはいかが?

出典:TEEN VOGUE
TEXT:JESSICA HENRIQUEZ / LYNN CIENCIN TRANSLATION:MARIKO PEELING

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